親も子供も自分の体に目覚めよ
長い間、体操を教えるインストラクターをやっているが、子供たちの運動機能に少し危機感を持っている。
それは、日本よりも、ここハワイでだ。日本で15年、そしてハワイで15年体操を教えているが、なんと、最近は、前転ができないという10歳の男の子や、体の使い方がわからず、ヘロヘロしちゃう子、そんな子が必ず一人は、クラスにいる、ということだ。
これって‥‥親の責任だ、と私は言い切れる!
私のクラスに来る、以前の問題ではないか!
前転する、っていうのは、四つん這いになって頭を前に丸められれば自然と回ってしまう。
それができない。
1.まずは、四つん這いの姿勢が取れない。
熊歩き(Bear walk)と呼んでいるが、四肢が伸びず、バランスが取れない。人間は動物である。赤ちゃんの時に、きちんと四足で歩かせないと、大きくなってから、体のバランスをとりにくく、発達障害を起こすこともある、というのは、ご存知でしょう。
2.あごを胸に寄せられない。
首の屈伸が著しくできない。いわゆる首の硬い子が多い。よって、体を丸めることができず(背骨や首はつながってますからね) 回ることができない。
3.体のバランスが取れず、まっすぐに回れない。
自分の体を腕で支え、頭を下げ、お尻を上げ、体を丸め、前に回る。怖くてできないのである。
そんな子供たちをなくすためにも、地域貢献も兼ね、ハワイへの恩返しの意味も込めて、来週から、Kalihiという場所で、子供たちと、アダルトの教室を無料で行う運びとなりました。
ここから先の健康を意識してほしいのです。
体のバランス、そしてリセットは、いくつになっても必要ですよ!
タンブリング(マット運動)のクラス。
限られたスタジオでの指導なので、ミニマムな技術、体作りをテーマに教えています。
